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不眠

不眠


不眠とは、その人にとって必要な睡眠時間が十分に取れないことや「睡眠の質」が低下することで、
日中に倦怠感・意欲低下・集中力低下・食欲低下などの不調が出現することをいいます。

 

  • 入眠困難・・・寝つきが悪く、布団に入ってもなかなか眠れない
  • 中途覚醒・・・夜中に何度も目が覚めてしまう
  • 早朝覚醒・・・朝早く目が覚めて、そのあと眠れない
  • 熟眠障害・・・十分な時間寝ても、眠った感じがしない

以上のような種類があり、ストレスや不安・生活リズムの乱れ・カフェインやアルコールの摂取・病気や痛みや、加齢で引き起こされるといわれています。
同様な症状が現れるものに睡眠時無呼吸症候群(SAS)がありますが、こちらは睡眠中の呼吸障害が主な原因です。

必要な睡眠時間は個人差が大きいので、6時間以上と考えるのが妥当とされています。
ところが日本人の睡眠時間は短く、国の調査では約4割の人が6時間未満と回答しています。

不眠症の症状には、睡眠不足による注意力の低下、記憶力・学習力の低下、代謝機能の低下、
免疫力の低下、気分障害のリスク増加、生活習慣病のリスク増加などがあります。

参考資料 厚生労働省 e-ヘルスネット(https://kennet.mhlw.go.jp/home)

 

古典医学では、日中身体を活動的にさせたり、頭を働かせるために巡っていた血中の熱は、夜になると身体の奥へ沈んでいくため、眠りについていくと考えます。ところが血が不足していたり、流れが悪くなっていたりすることで上半身、特に頭に熱が多くヒートアップしていると、この熱がなかなか奥に入らずにふとんに入っても眠気がこない、色々なことを考えてしまう、寝たと思ってもすぐ起きてしまう(眠りが浅い)、寝汗をかく、夢をよくみるように感じるなど様々な睡眠の障害が起こります。
身体は頭は涼しく、脚は温かという頭寒足熱の状態が理想的ですが、この逆のパターンになってしまっている状態です。ご自身でも頭に汗をかきやすいなどの症状で気がつくことができます。

当院のアプローチは、この血中の熱のバランスをととのえることで自然に夜の眠りがおとずれるように改善していきます。血中の熱のアンバランスは不眠だけでなく首・肩こりや眼精疲労、頭痛なども起こす場合があるので、身体をととのえることで睡眠だけでなく、上半身の不調も改善していくことが可能です。